猪又酒造について
2000M級の山々を背にした自然豊かな地、新潟県糸魚川市早川谷。
蔵人自らが自分たちの酒造りに適した酒米を栽培し、早川谷の水と空気で育った酒米と、その伏流水で仕込み醸す酒。目指すのは、一口目より二口目、二杯、三杯と、飲み進めるにつれ美味さが増す酒、日本酒の本質は外さない酒造り。
創業以来、土地と水と空気、そして人と伝統を大切に受け継ぎながら、時代に先駆けて挑戦する新しいエッセンスへのこだわりで、造り手も飲み手も納得の味を生み出しています。
月不見の池(つきみずのいけ)
上信越高原国立公園の主峰火打山をのぞむ景勝の地・早川郷。南南東にそびえる山々(烏帽子、阿弥陀山、等)の谷間から流れ出た伏流水が湧き出てできたもので、春、雪が解け四月も下旬の頃になると満水となる小さな池です。
ほとりには高さ80メートルもの巨岩が立ち、池のまわりのみならずこの地域一帯に奇岩怪岩が点在しています。これらは太古の昔、乗鞍岳、駒ケ岳、烏帽子岳、等が形成された新生代の洪積世/前期から沖積世にかけての隆起時代に、火山活動等による副産物として生まれたものだといわれています。
藤の名所としても有名で、五月下旬からと六月上旬にかけては、空を覆うほどたくさんの花が咲き乱れます。
なお、この池は昔「清水池(しょうずいけ)」と呼ばれ、田植えが一段落ついた夜には村人たちが集まって、酒を酌み交わしていました。
美しい藤は、そのつるや枝が水面にまで届き、あたり一面の藤の花が夜空を覆い、美しい月を美しい藤が隠してしまう。そんな様子を見続けてきた土地の人々が、いつの時からかこの池(清水池)のことを、月の見えない池「月不見の池」(つきみずのいけ)と呼ぶようになったと言われてます。
新潟県の最西端、糸魚川市の酒蔵です
代表銘柄「月不見の池 普通酒」
猪又酒造次期5代目 猪又知良
5代目看板猫「あんこ」(野良→通い猫→家族)
日本酒の本質を忘れない 美味しさのその先へ
月不見の池に咲く藤の花
会社概要
会社名 | 猪又酒造 株式会社 |
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所在地 | 〒941-0022 新潟県糸魚川市新町71番地1 |
電話 | 025-555-2402 |
FAX | 025-555-4006 |
メールアドレス | info@tsukimizunoike.co.jp |
代表者 | 猪又 哲郎 |
創業 | 1890年(明治23年) |
設立 | 1953年(昭和28年) |
酒造りのあゆみ | 1927年 (昭和2年) 「月不見の池」発売 1953年 (昭和28年) 新潟清酒の父 田中哲郎先生のご指導の下、量より日本酒の品質にこだわる酒造りをめざす 1964年 (昭和39年) 純米仕込みに着手 1965年 (昭和40年) 「奴奈姫」発売 1970年 (昭和45年) 生酒の販売を開始 2001年 (平成13年) 蔵人による酒米の栽培を始める 「邂逅 思」発売 2008年 (平成20年) 全量酒米(酒造好適米)を使用 2016年 (平成28年) 「サビ猫ロック」発売 |
杜氏 | 猪股 元始 |
製造銘柄 | 月不見の池、奴奈姫、邂逅 思、サビ猫ロック |